みなさん、お灸は好きですか? わたしはあのじんわりする温かさが大好きです。お灸はとてもリラックスできる一面があり、お灸女子など一部取り入れられていますが、それでもなかなか良さをわかってもらえていない気がします。
そこでお灸のエビデンスについてお話させてください。
みなさんモクサアフリカという言葉をご存知ですか? モクサアフリカはイギリスのチャリティ団体です。アフリカのサハラ南部で広まっている肺結核、薬剤耐性結核、HIV/AIDSとの複合感染の結核に日本式のお灸による治療活動を展開しています。
つまりお灸を投薬治療の補助療法として、また代替療法として利用しているのです。現地ウガンダのマケレレ大学の結核の専門スタッフずっと行っていらっしゃいます。
せんねん灸さんのHPでも説明されています。
世界総人口の1/3ほどの人が結核菌に感染しているといわれており、感染症では結核は世界の死亡原因の第一位です。
アフリカでは、HIV/AIDSとの複合感染による結核も多くて毎日多くの方が苦しんでいます。また不完全な医療施設での治療、貧困生活のため治療途中での治療放棄による薬剤耐性を持った新しい結核の流行まで起こっているのです。
モクサアフリカのチームが結核への取組において注目したのが日本式の灸治療でした。安価で安全、免疫力を高めることができる治療です。今もお灸は力を発揮しています。
モクサアフリカでは抗生物質のなかった1940年代以前、お灸による免疫力UPで結核治療を提唱した原志免太郎博士の論文に注目、アフリカでの結核治療にお灸を採用したのです。
古来 2000年以上もの昔に中国ではすでに今日の治療方法が確立していたお灸は、日本に伝えられ、さらに独自の発達をとげました。そして今、日本のお灸は地球の裏側へとその活躍の舞台をひろげているのです。 これは一例ですが、お灸の良さがよく認められるお話です。
現代の日本人も平均の体温36度を下回る低体温のかたが増え、免疫力が低下していることが良く上げられます。体温が1度上がると免疫の活動量が上がり、病気にかかりにくくなります。
お灸は体のさまざまな部位に使えます。髪によいほうろく灸、痛みの緩和に、神経痛の治療として、またリラクゼーションに温灸は素晴らしい力を発揮します。
この冬はじっくり温活に取り組むことを生活に取り入れてみてください。ちなみに、慣れてくると猫ちゃんもお灸をよく受けてくれるようになります。⬇︎⬇︎こんな感じです。